う な ぎ の 超 能 力

 

うなぎの栄養満点と言う話は、万葉の歌人、大伴家持が
「岩麻呂にわれ物申す夏やせによしというものぞ
牟奈岐(むなぎ=うなぎ)漁り食せ」
と和歌にも読んでいるほど古くから知られています。

 

うなぎには、体力がダウンしがちな夏場に
役立つ栄養素を、たっぷり含んでいます。

 

 

ビ タ ミ ン 群

 

 ビタミンとは、人が生活する上で必要な5大栄養素の1つで、食べ物などから直接摂らなければならない、必須の有機化合物です。
ビタミン名 蒲焼100g当たり
の含有量
作       用
ビタミンA
 (防衛)

・うなぎ 5000IU

・さば  100IU

・豚肉   23IU

 粘膜を潤わせ病原菌の進入を防ぎ、皮膚の新陳代謝を促進します。

・不足すると・・・
 ニキビや肌荒れなどの肌のトラブルを発生させ、視力が低下し、光の明暗に目が順応しなくなり、風邪もひきやすくなります。

 うなぎは、ずば抜けてビタミンAの含有量が多い。
 ちなみに、ビタミンAの1日の必要摂取量は、成人男子2,000IU、成人女子1,800IUですから、蒲焼1串で十分なわけです。
ビタミンB1
(火付け役)

・うなぎ 0.75mg

・さば  0.16mg

・豚肉 0.85mg

 糖質をエネルギーに分解し、疲労物質である乳酸菌を除去します。
このビタミンは、水溶性で汗をかくことで不足しやすい。

・不足すると・・・
 体がダルい、眠気がとれない、筋肉痛になりやすいなど、疲れが目立ってきます。

ビタミンB2
(分解)

・うなぎ 0.74mg

・さば  0.54mg

・豚肉 0.23mg

 脂質を分解してエネルギーをみいだし、皮膚や粘膜を保護する働きがあります。

・不足すると・・・
 小鼻のまわりが脂ぽくなったり、口のまわりにブツブツが出来るなど、様々なトラブルを引き起こす可能性があります。

ビタミンD
 (組立)

・うなぎ 760IU

・さば  410IU

・豚肉   なし

 カルシウムを体内に生成し、運搬する、骨との関わりが深いビタミンです。

・不足すると・・・
 イライラや虫歯の原因、そして骨粗鬆症などの危険性がでてきます。

ビタミンE
 (防衛)

・うなぎ 4.9mg

・さば  1.8mg

・豚肉  0.2mg

 抗酸化作用があり、細胞が老化するのを防ぐ働きがあります。

・不足すると・・・
 身体の防衛力が低下したり、動脈硬化などを引き起こす危険性があります。

 

 

ミ  ネ  ラ  ル

 

 うなぎの蒲焼1人前には、体に不可欠なミネラル分のカルシウム、亜鉛、鉄などが豊富に含まれています。

     ・カルシウム・・・・・・・・・牛乳 4/3本分

     ・亜鉛・・・・・・・・・・・・・・豚レバー 100g分

     ・鉄・・・・・・・・・・・・・・・・ほうれん草 2束分

 

 

コ ラ ー ゲ ン

 

 コラーゲンは、皮膚の主成分として、健康なお肌には欠かすことの出来ない要素の1つです。

 このコラーゲンが、運動の多いい部分に良質な物が多いという特徴があり、泳ぐ時に全身を使ううなぎには、この良質なコラーゲンがたっぷりと含まれています。

 また、コラーゲンは皮に多く含まれているため、皮ごと食べるうなぎの蒲焼は、コラーゲン摂取にもってこいです。 

 

 

脂  肪  分

 

 うなぎ等の魚類に含まれる脂肪分の主な成分は、不飽和脂肪酸です。これは、悪玉コレステロールを抑制する働きがあります。

 さらにDHA(ドコサヘキサエン酸)EPA(エイコサペンタエン酸)も含んでいます。

脂肪酸 蒲焼100g
の含有量
作         用
DHA 1460mg  脳の働きを高め、記憶力を向上させたり、視力を回復する働きがあります。
EPA 864mg  血液中の中性脂肪やコレステロールを抑える働きがあり、また、血管を丈夫にし、脳梗塞や心筋梗塞等の予防に役立ちます。

 

 

カ ロ リ ー

 

 うな重は、上記のように栄養の豊富な食品です。カロリーも高そうに思われがちですが、どうでしょう? それでは、皆さんがよく召し上がる食事のメニューのカロリーを見てみます

         ・とんかつ定食・・・・・・・・876kcal

         ・カルボナーラ・・・・・・・・756kcal

         ・刺身定食・・・・・・・・・・・719kcal

         ・ミックスサンド・・・・・・・・682kcal

         ・カツ丼・・・・・・・・・・・・・・900kcal

         ・天丼・・・・・・・・・・・・・・・752kcal

         ・中華丼・・・・・・・・・・・・・738kcal

         ・ねぎとろ丼・・・・・・・・・・715kcal

         ・うな丼(うな重)・・・・・・647kcal

 上記の結果、うな重は一番カロリーの低い食品でした。
 皆さんもこれから安心して
栄養豊富でカロリーも低い理想的なうなぎを、たくさん召し上がって下さい。

 

 

き も の 栄 養

 

 うなぎのきもは、人間で言う肝臓のことです。うなぎの「蒲焼」と「きも」で栄養面を比べてみますと、全体的に当然、蒲焼が勝るものの、ビタミンAに限っては、

  ・うなぎのきものビタミンA→
15,000IU(100gあたり)
       蒲焼のビタミンA→ 5,000IU (100gあたり)
              蒲焼の3倍の含有量です。

 パソコンやOA機器などの使用による視力の低下、目の疲れには、うなぎのきも焼が美味しい「
目薬」と言われています。 

 

 

 

 

 

 

 

 

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